こんにちは!オーボエパートのY.Aです!
前回の記事では、クラリネットのK.Sさんが、本番当日の準備~第一部までの様子をお伝えしてくださいました!今回はその続きで、第二部についてお伝えします!
・・・と、その前に!
第一部が終わった後、第二部が始まるまでの休憩時間に、楽屋でこんな感じの会話がなされていました。
Aくん:「おつかれ~。最後らへんミスったわー!!」
私:「あ、それ、どこかわかったよー笑 〇〇のとこでしょ~?」
Aくん:「そうそう、そこそこ!」
私:「本番は何があるかわからないからな~~。ソロとか気をつけよっっ」
Aくん:「後半も頑張ろう~!」
さて、無事何事もなく、大きなミスもなく、つつがなく演奏しきることができたのでしょうか!?
【二部】
♪ベートーベン交響曲第8番
休憩が明け、チューニングが終わり、いよいよ曲が始まります。
パーン パパパパパーン パパ パパパパパパパン!!
第一楽章の冒頭のメロディー。奏者全員が、全会一致で納得できるような、とても一体感がある音を出すことができたと思います!この瞬間に、「ああ、この曲はとても良いものになるだろう」と感じたほどです。
私たち奏者はそのように感じたのですが、ご来場いただけた方にも、「良い音が鳴っているな」と感じてもらえていたら、これ以上に喜ばしいことはありません。
第一楽章に関しては、過去最高の出来栄えで曲を終えることができました(と思います)。
続く第二楽章。一般的な第二楽章といえば、ゆったりとした雰囲気の曲が多いのですが、ベト8の第二楽章は、管楽器の奏でる軽快なリズムにのって曲が進行していく、楽しい楽章です。
この第二楽章。実は当日のゲネプロまでは、比較的ゆったりとしたテンポ(♪=75~80くらい)で演奏していました。しかし本番では、体感で1.5倍くらい(実際には♪=85~90くらい)のテンポで始まったのです!過去最高速度!!
私を含む全員がこう思ったことでしょう。
あれ?なんかめっちゃ速いぞ???(‘Д’)
指揮者もそう思ったのか「皆さん落ち着いて!」と棒で指示を出し、すこーしだけ落ち着きました。
やはり本番は何が起こるのかわかりませんね。しかしそれが本番というものなのです(しみじみ)。
第二楽章が始まって早々の異変に気付いた私たちは、過去最高の集中力を発揮し、過去最高のスピードに乗り遅れることもなく、駆け抜けることができたのでした。
続く第三楽章、第四楽章も、練習の成果を出し切ることができたと思います。もちろん、個々人で、「出したかった音が出なかった。かすれた。」「ここのメロディーを思ったようにふけなかった」など、様々な反省点はありますが、総じて満足のいく演奏になったのではないかと思います。
♪モーツァルト 3つのドイツ舞曲 第3番 (アンコール曲)
アンコール曲として用意していたのは、日本語で「そりあそび」や「そりすべり」と呼ばれるこの曲。
ヴィオラパートは編成に含まれないため、打楽器(「モーツァルト・
シェーレン」と呼ばれる珍しいベルを使って)参加!かわいらしいベルの音を響かせてくれました。とってもシャイなヴィオラパートの皆さん、練習中は全然楽しそうに演奏してくれませんでしたが、本番だけはきっと童心に帰って楽しそうに鳴らしてくれたと思います!
この曲ではトランペットのHさんが頑張りました!ソロで高ーーい音を響かせないといけない箇所があり、とても緊張していた様子でした。
曲中はなかなか音をあてられなかった個所もありましたが、最後はしっかり鳴らすことができました。指揮者からも「がんばった!」という声かけもあり、会場を和ませてくれました^^
【振り返り】
こうしてブログを書きながら振り返ってみると、良い面に気づくことができます。それは、「本番で急にテンポが速くなるようなアクシデントが起きても、大きく乱れることもなく、しっかりと演奏しきることができた」ということです。
こうしたイレギュラーが起きても崩れないというのは、やはり、我々の理念の1つである「時間をかけて作り上げる私たちの音楽」が根付いてきたことの証拠でもあるかなと感じます。練習を積み重ね、時間をかけて、全員で音楽を作り上げていくことを最も大切と考えて活動してきたからこそ、何が起きても対応できるオーケストラになったのだと思います。
【最後に:団員募集について】
さて、2回にわたって定期演奏会の様子や裏話などをお届けしてきましたが、いかがでしたでしょうか?
多摩ファミの暖かく楽しい雰囲気が伝わっていれば幸いです。
このように雰囲気はどこにも負けないと自信を持っている私たち多摩ファミリーオーケストラ。
弦楽器を中心に、いつでも団員を募集しています!
興味がわいた方は、ぜひ公式ホームページの団員募集のページをご参照の上、ご連絡ください!
(ぜひ、ぜひ、ぜひ・・・!!!きたれファッゴッター!!←オーボエパートYの心の叫び)
※私が記事を書くときは毎回叫んでいます。笑
子供から大人まで幅広~い年代で活動しているオーケストラは、なかなかないと思いますよ(^^♪
ぜひ一緒に音楽を楽しみましょう!
それでは!